ずっと慢性的な腰痛で悩まされている方はすごく多いです。
『特にこれと言った思い当たるようなことをしていないのになってしまった』
『たった一度のギックリ腰をしただけでそれから頻繁に激痛ではないが鈍い痛みが続く』など
このような自覚症状でお悩みの方は参考になるかもしれないので読んでみてくださいね
1、長時間の座り姿勢が続くと腰が痛くなる。
慢性的な腰痛で悩まされている方で一番多いタイプかもしれません。
実は僕もこの長時間座るデスクワークをすると腰に違和感や重だるい何とも言えない感じがあります。
いつも1時間もじっと座れないし、特に車の運転で座っているのはすごく苦痛でした。長距離の運転の後は決まって腰の調子が悪くなるので運転手をするのはもちろん嫌でし。
しかし、原因を知った上で下記の方法をまず試してください。そしてできる範囲からコツコツ続けてみる事と理解する事がポイントになってきます。
長時間座ると腰が痛くなる原因
近年ではデスクワークが増え、残業も多くなり平均座位姿勢の時間が7時間~10時間ぐらい座り続けながら仕事をするケースが増えてきております。
ましてや自宅に居ながらPCで買い物をでき、多くの方が座って何でもできるすごく便利な時代になってきているぐらいです
『座って休憩』って言ったりするのに休憩どころか痛みが出るなんてどういうことって感じですね。
では、まずなぜ座り姿勢が長くなると腰痛が出てくるのかを考えていきましょう。
まず考えられる点は大きく4つ
①座り方が悪くなっている
②悪い座り方になって本来腰を支える筋肉の機能低下
③身体(筋肉・骨・関節)の限界を超えてのハードワーク
④歩行量の減少による骨盤機能の低下
があげられます。
①座り方が悪くなっている
まず皆さんは座る時どのような姿勢をされていますでしょうか?
猫背になってますか?
それとも姿勢を意識しすぎて反り腰になっていませんか?
それともちょくちょは立ち上がっては腰を鳴らしたり、背伸びしないと座れませんか?
これらはすべて上半身の動きですよね。ここが腰痛の症状を出すのですが、実は原因ではございません。
上半身=運動構造体(すなわち骨盤のうえで自由に動く構造体になります。)
下半身=基礎構造体(家で言う柱になります。)
下半身が不安定な状態だと上半身はいつまでたっても安定することができずに無駄に力が必要になりストレスを感じていきます。
つまり座っている姿勢で腰が痛くなるのは骨盤の位置を安定させることができないために腰に大きな力がかかってしまって痛めてしまうのです。
だから上半身を捻ったり、伸ばしたり、背骨を鳴らしたりしてもその時は楽になりますが残念ながら時間とともに腰が辛くて痛くなるんですね。
②悪い座り方になって本来腰を支える筋肉の機能低下=腰を支える筋肉力の低下
骨盤は本来様々な筋肉の影響を与えます。細かく書くと非常にわかりにくくなってしまうのでできるだけわかりやすく、理解してもらえるように絵で説明していきましょう。
本来骨盤を動かす(=歩く)筋肉は静的かつ動的と両方の動きを求められます。
しかし、今の現代社会において骨盤をきちんと使って歩くことが出来なくなっているみたいです。
骨盤には腹直筋、腹横筋、脊柱起立筋群という筋肉でコルセットのような状態を作り、これらの筋肉で関節運動を行い、歩けるようにしています。
しかし歩行量の減小、歩かなくてもいいくらい便利な環境の変化、(エレベータ、エスカレーター、動く歩道、車、バイク、電車、自転車)ネット通販などが進んで、便利にはなっています。
それと同時に2足歩行本来の最低限の歩行能力が失われていってる事が大きな原因になっています。
③身体の限界を超えてのハードワーキング。
④歩行量の減少による骨盤機能の低下
さて、①から④にいくつ当てはまりましたか?
次はその改善方法紹介していきましょう。
① 毎日歩くだけの時間を作りましょう。
②そして以下の体操を毎日行ってください。
「筋トレ」ならぬ「骨トレ」です!
③寒くても貼るカイロなどで痛い所を温め続けない。
伸びない、切れやすい、ビーフジャーキーのような筋肉の出来上がりになります。
実は意外とこのように変性してしまうことは知られていません。7時間も8時間もカイロを当て続けるのは絶対に危険なのでやめましょう。
では30分以下の方はこのまま読んでくださいね。
まず歩行があまりできてない方はもしくは現在痛くて歩くことすらままならない場合はまず写真のように四つん這い歩行(いわゆる赤ちゃんのハイハイ)から始めていきましょう。
まずは1日5分ほどを目安にやってみてください。 その後まだ余裕がある方は1日の歩行数を15分を目安に多少痛くても頑張って歩いていきましょう。
このことから考えると、以下の事では解消できないのです。
① お薬や注射、痛み止めなどでは解決することではない。
②温めたりシップ貼ったりしても痛みの部分を軽くしたりする事は出来るのだが、原因は骨盤になるのでまた原因が症状を作っていってしまう。
③ ストレッチやマッサージや牽引では根本的に原因のアプローチにはつながりにくい。
ではこの骨盤機能をあげるための治療を行っていきます。 そして骨盤を滑らかに動かせる様になってから体操や歩行を行えば問題なくクリアできると思います。 まず上記の説明を理解してチャレンジしてみてそれでも中々よくならなければ一度ご相談いただければと思います。
3,慢性腰痛で朝起きたら腰が痛くて起き上がりにくい方、原因、処置方法
ただし、ベッドなどの寝る時の環境は必ず重要にはなってきますが、今回は置いときましょう。
朝に症状がキツくなる方の特徴は・・・『生理的な歩行ができてない状態=圧倒的に歩行量不足』が大きく影響しています。 骨盤を使った歩行が少なくかつ座り仕事が多い方はその要素が強くなると言われております。
③1日中あまり歩く事なくその場での立ち仕事など
が比較的に症状を訴える方が多い職業です。
では何故か、①②は長時間の座り仕事になります。 骨盤はずっと座っていると力が入った状態になります。お尻にキュッと力を入れている状態になりしんどくなってきます。 それがずーっと強制されると筋肉が固まり重だるい感じを出します。ひどくなるとシビレが出たりします。それを解消できればいいのですがずっと骨盤に力が入った状態になると自分では力を抜くことができなくなります。 いわゆる『張っている。こっている』と言う状態になってしまいます。 肩こりも自分で力が抜けない状態になっているんですね。 肩こりも実は簡単に治せます。 この原理を理解すれば問題なく解消できます。
①骨盤が動くので骨盤にこもったエネルギーが解放されやすくなります。
②前進して歩くことによって筋肉の収縮と伸縮を繰り返し筋肉運動を行わせる。
③関節の動きが入り関節の潤滑運動が入る(これはまた別の話で行います。)
まず慢性腰痛は必ず治せます。
もしよければ上記の事を試してみてくださいね。