よく天気が悪くなると調子を崩したり、昔の古傷が痛んだり、中には天気予報を見ているわけでもないのに「明日は雨降るで」と天気予報士よりも当ててしまう方もいらっしゃいます。
今回はそんな『天気が悪くなると不調が出てしまうあなた』へ是非読んでもらいたいです。
天気が悪くなると不調が出てしまうのは?
先に答えを言っちゃいます。
「ズバリ!気圧が急に下がるからです」
私たちは地球で生きてます(笑)
地球は1気圧の大気で私たちの体を外から押しています。
それに対抗して体の中も外に向かって1気圧の力で押しています。
簡単に言えば体の形は内と外で均等に押し合っているから維持できてるんです。
天気が悪くなるとこの気圧が下がってしまいます。
例えば、山の上に登ると調子が悪くなってしまう方がいます。高山病などの色々な症状が現れます。
その正体はだんだん山が高くなるにつれて気圧が下がってしまうからなんです。
それによって私たちの体も膨張してしてしまいます。
よくポテトチップスをカバンに入れて登山をすると山頂ではパンパンになっている現象がこれにあたります。
これを私たち『人』で考えてみましょう。
血行を例にすると、血管内にしっかり圧力(これを血圧と言います)がかかっていれば血行は圧の力を借りてしっかりと流れることができます。
しかし、この圧力が弱くなると血行が悪くなるのはなんとなく想像できると思います。
台風や雨の時はこの外からの気圧が減圧されてしまうのです!
その結果なんだか調子が悪くなったり、病気を起こしやすくなったりするのです。
古傷や怪我の部分が痛むのはなぜでしょう?
ちょっと難しいですが『応力集中の原理』と言うものがあります。
応力集中の原理とは物体に力が負荷されると、物体内部に応力が発生する。一般に、内部の応力の分布は一様ではなく、力の負荷の仕方や物体の形状によって、応力は場所ごとに変化する。特に、孔や溝、段といった一様な形状が変化する部分では応力分布が乱れ、形状変化部の前後に比べて局所的に応力が増大する。このような現象を応力集中と呼び、応力集中を起こす箇所を応力集中部という(ウィキペディア参照) |
例えば、紙を引っ張っても簡単には破れませんよね。
しかし、紙にほんの少し切れ目を入れて引っ張るとそこから破れてしまいます。
それはその部分にエネルギーが集中して破れてしまうんです。これが『応力集中』になります。
古傷などがある部分は気圧が下がると体が膨張し、紙の切れ目のような部分になり、そこに応力が集中し、痛みを発生させてしまっているのです。
では、こんな天気の時の対処方法は?
①周りの気圧が下がって、体は膨張しているのだからそれを防いであげればいいのでプールやお風呂が実はいいのです!
これは水圧を受けることで体の膨張を抑えてあげることができるからです。
私たちは気圧が低い『減圧』のには弱いですが『加圧』には強いのです。
なので、気圧が低い時に不調が多い人は普段からプールなどに行くのも効果的ですよ
②あとはそういう時だけ少し小さめの服を着るのもいいのかもしれませんね。
③膨張を防ぐために皮膚に膜をつくってあげるのも良いのでボディクリームなどを塗ってあげるのも効果的です。
お風呂で注意してほしいこと
お風呂に関しては長湯しすぎたり、熱すぎるお風呂に入るのは注意してくださいね。
古傷などの痛む部分は入浴後必ず冷却してください!
なぜお風呂は注意しないといけないのか?
私たちの体はタンパク質でできています。
いわば、たまごと同じです
40℃を越えて温める続けると簡単にゆでたまごのように固まってしまうので気持ちが良いかもしれませんが程々にっ!
まとめ
梅雨時期になるとどうしても体調が優れない方が多くなります。
ひどい方は症状がひどくて何もできないくらい悪くなってしまう場合も・・・
こんな不調を改善するためには実は『骨盤の潤滑』がポイントになりますがこの話はまた今度。
体の膨張を抑えることが少しでも症状を緩和する方法です
当院では特別なジェルを使って膨張を抑える施術も行なっていますので良かったらご相談くださいね